大腸ポリープが癌化する確率は?
大腸ポリープが癌である確率は? この病気の方は15歳で約60%、35歳でほぼ100%の確率で大腸にたくさんの「腺腫」(ポリポーシスと言います)ができ、「がん」ができる確率は40歳で約50%、60歳でほぼ100%と言われています。 ご家族に該当される方がいらっしゃる場合には是非医師にご相談下さい。 キャッシュ 大腸がんになりやすいポリープは? 大腸がんになる可能性のあるポリープとしては、腺腫とSSL (sessile serrated lesion)とがあります。 腺腫は大腸内視鏡検査中に最も多く発見されるポリープで腫瘍です。 腫瘍細胞は“勝手に”、そして“過剰に”増えます。 大腸ポリープが癌になるまでの期間は? ポリープができてから癌に変わるまでには平均10年かかります。 このため、米国での研究では「初回の大腸カメラで異常がなかった場合、5から10年後に再検査を受けることを推奨する」とされています。 大腸ポリープの悪性の割合は? 大腸ポリープと癌の関係 統計上、腺腫といわれるポリープの95%は良性のままですが5%が将来、悪性(腺癌)になります。 キャッシュ 大腸ポリープ何ミリから癌? また近年では、大きさが10mm以上のポリープは、「がん化リスクが高いタイプ」だとされています。 大腸ポリープ 何人に一人? 文献的には、大腸内視鏡検査を受けた人のおよそ40%に大腸腺腫が見つかるとされています。 5人中2人はポリープを持っているのです。 腸にポリープができやすい人は? 40歳以上、男性、肥満、高脂血症、糖尿病、ご家族で大腸癌/大腸ポリープになったことがある方、潰瘍性大腸炎がある方、などが大腸ポリープ(と大腸癌)になるリスクが高いとされています。 また、タバコを吸う、お酒を飲む、加工肉・赤身肉などを好んで食べる、といった生活習慣も、大腸ポリープになりやすいといわれています。 大腸癌になると痩せますか? 症状について 早期の大腸がんでは自覚症状はほとんどなく、がんが進行し大きくなると血便、便通異常(便秘・下痢)、腹痛、便の狭小化(便が細くくなること)、体重減少などの症状が現れます。 大腸ポリープは小さくても悪性ですか? 最初に、ポリープの大きさとがんは関係ありません。 小さくても悪性腫瘍の場合があるため、内視鏡検査の際に腫瘍の一部を切り取って顕微鏡などで検査をする必要があります。 しかし、一般的に5mm以上のポリープは切除したほうが良いと考えられています。 大腸ポリープの陽性率は? ポリープに関しては陽性率が低く(10~50%と報告にばらつきがあります)、便潜血が陰性でも、大腸内視鏡検査で大腸ポリープや大腸がんが発見されることも少なくありません。 一方、陽性の結果でも、必ずしも大腸にポリープやがんが存在するとは限りません。 大腸ポリープは心配ないですか? 非腫瘍性ポリープ 非腫瘍性ポリープは、腸内の強い炎症や加齢、正常な細胞の過剰増殖などが原因で発生するポリープです。 特に大きいものや多発するなど特殊なケースを除き、がんになる心配はほとんどないため、基本的に治療の必要はありませんが、出血を伴う時などは切除を行う場合もあります。 大腸ポリープは生活習慣病ですか? 大腸ポリープの原因は、過剰なアルコール摂取や脂っこい食べ物の食べ過ぎなどの暴飲暴食、運動不足、睡眠不足、喫煙、肥満、ストレスなどの生活習慣の乱れと言われています。 充分な睡眠、栄養バランスが整った食事、適切な運動など規則正しい生活を心がけましょう。 大腸ポリープは消えますか? 医学的には大腸ポリープは切除治療以外に消失することはありません。 しかし検診などで、昨年あったポリープが無くなっていた、という話はときどき伺います。 これはおそらく襞裏の小さなポリープで再確認できなかっただけだと思います。 大腸の小さなポリープは発見することが困難なことがしばしばあります。 大腸がんのサインは? 代表的な症状としては血便、排便習慣の変化(便秘、下痢)、便が細くなる(狭小化)、残便感、貧血、腹痛、嘔吐などです。 大腸がんの位置により出やすい症状は異なるとされており、硬い便が通る下行結腸やS状結腸、直腸のがんでは便の通りが悪くなることによる腹痛、嘔吐が起こりやすいとされ、血便や便の狭小化も認めやすくなります。 大腸がんの細い便はどれくらい? 便秘の人だと長さ5cmくらいの塊がポコポコ出ます。 これが大腸がんになると(とくに大腸の出口付近に腫瘍がある場合)、大腸が狭められて、直径1cmくらいの柔らかい便が出ます。...Read More